【SHO-SAN】建築会社での初挑戦!?オンライン完結集客の結果とその勝算とは?~工務店マーケティング成功術~
2023/08/07こんにちは
株式会社SHO-SANの高谷です。
前回に続きモデルファミリー(※)のことを続けて書こうかなと思っていたのですが、社会情勢も社会情勢なので表題の通り実際に実施したオンライン集客について言及することにしました。
※モデルファミリーに関する記事はコチラ
コロナの影響は各所で騒がれていますけれども、建築会社も例外ではございません。最も大きいのは部材や住設の仕入れストップですが、当然集客面でも影響が大きくなってきております。
契約前のところにフォーカスしますと課題は大きく2つあるかと思います。
- ①対面での営業接客が難しい情勢に
- ②集合型オフライン集客(見学会/セミナー形式/総合展示場来場)が低調に
今回は特に②に関しての課題解決として実施した事例をご紹介したいと思います。普段集合型で行っていたセミナー集客をWEBでオンライン上に切り替えた事例です。
恐らく私の知る限りでは、このような形式のイベントをオンラインで実施した住宅会社は全国で初でないかと考えております。(既にあったらすみません)
今回はその結果の考察と、その上で建築会社が今後この感染症の波を乗り切るための一つの示唆をして締めたいと思っております。
最初に断りを入れさせて頂きますが、細かい数字に関しては直接Facebookのメッセンジャー等で聞いて頂けますと幸いです。特に控えることなくその中のやり取りで開示させて頂きます。その点企業詳細情報に突っ込みすぎた話になりますのでここではざっくりとした数字紹介になることご容赦下さい、、、
WEBセミナーの集客結果について
以下が今回実施したオンラインセミナー集客のざっくりとした概要です。
◆実施内容
WEBによるオンライン家造りセミナー
その後希望者には個別の接客の御案内
◆実施した広告
・SNS広告
・顧客リストへのメール
・リスティング広告
以上です。総広告費用は日割り計算をして10万と少しくらいです。
◆広告期間
3週間程度
◆集客結果
35組の予約
(内訳)
既存顧客(リストからの参加者様):18組
新規顧客(新たにリストになってくださった参加者様):13組
不明:4組
ぱっと見ても分かる通り、特筆すべき点は既存顧客から18件の参加希望者様がいらっしゃったことです。
具体的なメール開封率やメールの一部をご紹介します。
一般的に不動産業界のメールマーケティングの平均は開封率15%、クリック率5%くらいと言われておりますから、それと比較するとクリック率が異常に高く、メールを開いてくだささるとかなりの確率で「WEBセミナー」に関して興味を持って下さることがわかります。
開封率、クリック率の平均について参考(https://sugu.site/it/open-rate)
つまり、WEBセミナーは一度反響してくださったお客様(SUUMOの資料請求等)の追客に非常に有効だと言うことです。
※元同僚のリクルートの皆様見ておられましたら是非事例としてご活用下さい。笑
そこから先、視聴率や実際にお会いできるようになるお客様等の確率をかけていく必要がありますが、その詳細数字に関しては直接ご連絡頂ければお伝えいたします(^^)
いずれにしても、その詳細数字を追っていっても「既存顧客のアプローチに関してWEBセミナーは有効であった」という結論は変わりません。
今回の結果を終えての示唆と勝算
今回の成果を経て私が感じたことを最後に書きます。
直近は皆様が勤務している会社でもWEB商談が当たり前になってきている時代。
さらに新型コロナウイルスによる社会情勢も重なった結果、リアルな実績を持ってしても「間違いなく住宅会社でもオンラインイベント集客が可能だ」ということです。
なんなら集合型のオフラインでやっていたときよりも予約者数は多くなりました。
それと同時に総合展示場のようなオフライン集客系は今回のきっかけを受けて、”まじで”不要な流れになるかも知れない。ということです。
実際、接客もオンライン接客が増加しておりこれまでのようにまずは実物を見せるという集客が不要と判断され、通用しなくなってくる可能性も高いと思います。
実物を見せるのはクロージングの時だけ。
このような事例は今回の新型コロナ自粛期間の中でも頻発してくるはずです。
そしてこれが私が今回の具体実施を通して示唆したいことですが、
この非常事態、住宅業界においても例外なく、接客のオンライン化、集客装置のオンライン移行に成功した会社様が間違いなく成果をあげます。
対面接客しかできない会社様は商談が進みません。自社の紹介も進みません。集客も止まってしまいます。
一方でオンラインを匠に使ったマーケティングフローを使った会社様はどんどん商談が進み、ご契約の際に初めてお会いして契約を頂戴することも可能になります。
この差はとても大きく出ると感じます。
私が、この差が生じると判断したのはなぜか。
それは今の状況において多くのお客様がそのような接客や検討方法を求めていらっしゃると定量的な数字と身を持って感じたからです。
お客様のニーズにきちんと答えていける会社が選ばれるのは当然のことだと私は考えます。
ということで、これを書きながらオンライン集客とオンライン接客をどの建築会社でもすぐ始められる仕組みやパッケージを作ったら業界救えるかもしれないと思ったので何かしら動くことにします。笑
長文・散文読んで頂き有難うございました。
工務店領域のマーケティング機能発展を祈って。
株式会社SHO-SAN
代表取締役社長 高谷一起